おもちゃのワンダーランドに迷い込む 雑貨屋プチ

吉祥寺駅から井の頭通りを歩いているときに見つけた「雑貨屋 プチ」。古着屋かなと、足を踏み入れたら、あっと驚き。棚を埋めつくすのは、大小さまざま、色とりどりのキャラクター雑貨たち。全然「プチ」じゃない、その商品数に度肝を抜かれました。

店の奥で店主・桜井美智子さんにお話をお聞きすると、こちらはアメリカと日本のキャラクター雑貨・おもちゃの専門店。開店からは20年以上経つとのこと。

「店に並んでいるのは、自分が好きな子たちだけ」
中でも思い入れがあるのが、「アルフ」というキャラクターだそう。
もともと、おもちゃ好きな桜井さん。アルフの人形を手に入れようとした際、3万円以上の高値で断念。ところがアメリカに行った友人に頼んでみると、ガレージセールで安価に手に入り、「これ、商売になるんじゃ…!」と商売魂をくすぐられたそうです。これが店をはじめるきっかけに。

『アルフ』は80年代〜90年代に放送された、アメリカのテレビドラマ。主人公・アルフは地球外生命体という設定。日本版では所ジョージさんが声の吹き替えをしていました。

中学2年の頃からずっと吉祥寺住まいという桜井さん。街とのつながりが強く、1999年から続く長寿イベント「吉祥寺 おもちゃ市場」の運営に携わってきたそうです。

「この街をおもちゃで盛り上げたい。チェーン店が多くなって街並みも変わってきたけど、それでも面白い街にしたいんですよ。イベントでは、たくさんの人がつながりを作っていく様子に毎年感動します」

 毎年秋に開催している「おもちゃ市場」。桜井さんは、ワークショップの無料出店をしています。m&mのかわいいブローチ作りなど。

おもちゃは、子どもから大人まで夢中になれるもの。国境を越えて、アメリカやカナダ、フランスのバイヤーとのつながりもあるそう。

「国ごとに日本のキャラクターの好みがあるから面白いですよ。カナダだとゴジラ、フランスだとルパン三世が人気。バイヤー同士、互いの国のおもちゃを交換することもあるんです。同業の人たちは、商売敵ではなくて『仲間』なんですよね。そのやりとりも楽しいです。

海外の方に人気という、怪獣たちも並んでいます。

桜井さんの話を聞いて感じたのは、「おもちゃは無敵」ということ。
年齢も国籍も関係なく、魅力を他人と共有できる。おもちゃが、ひとつのコミュニケーションツールになるってすごい。

最後に、プチの店内を眺め歩いてみました。棚ごと(キャラクターごと)に、雰囲気がガラリと変わるのがとても面白いです。

何体ものETと目が合う、不思議な一角が。

アメリカンなワッペンもたくさん。「FBI」の主張が強いのが気になります。

ちょっと懐かしい、ケロちゃん、コロちゃんの姿も。

有名なあの方も、ちゃっかり。

夢中になった人が多いかもしれません。キン肉マン消しゴム。

おもちゃたちは天井にも!

童心が否が応にも蘇える、おもちゃワールドの入口。
ぜひまたくぐりに来たい!

撮影・文/佐藤琴音

雑貨屋 プチ

11:30〜20:00
武蔵野市吉祥寺本町3-1-8
JR中央線・京王井の頭線吉祥寺駅徒歩8分
0422-21-1425

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