12月。さざんか の咲く道


 『ひらがな暦』という、おーなり由子さんの絵ことば歳時記が好きで、ふと思いたったらパラパラとめくり、今日はどんな日かな、と季節の味わいを教えてもらっている。366日分、1日1ページの小さな情報は、日常の四季のコントラストを深く、楽しくしてくれる。今日は、12月1日。何の日かな、とページを開いてみると「山茶花(さざんか)」と書いてあった。さざんかといえば、童謡『たき火』の2番、「さざんか さざんか さいた道 」の歌詞でおなじみの冬の花。そういえば、どんな花なのか知らなかったなー、と画像検索をしてみたら、その艶やかな咲きぶりに思わず心を掴まれた。それが先週のこと。それから街を歩いていると、あれよあれよこんなところにも咲いてたんだ、といたるところでさざんかに出会える。すごい。もみの木やポインセチアにおされ気味の12月、道端にけなげに咲くさざんかに偏愛の今日このごろ。


青梅にて。椿に似ているけれど、違いは葉っぱがギザギザしているのと、ジャスミンのような香りがするのが違うところ。

家の近くのマンションの入り口。

立川の諏訪神社の参道。満開。

諏訪神社には大きな木もあった。凛とした美しさ。

小平のにごりや農園の近くの街路樹。

多摩湖サイクリングロードのさざんかゾーン。


モノレールの下にも。

そんな日々をぐるぐるしているうちに、そういえば私の最寄駅、JR豊田駅の駅メロは『たきび』だったことを思い出し、由来を調べてみたら、作詞をした巽聖歌(たつみ・せいか)氏が生前、豊田駅の西方(日野市旭が丘)に居をかまえていたことがわかった。結構近くに暮らしていたんだなぁと思わず嬉しくなった。ちなみに巽聖歌は地元日野市の七生中や、日野第4小学校の校歌も作詞している。


日野市の旭が丘中央公園には、巽聖歌(たつみ・せいか)の『たきび』の石碑が。後ろ側はもちろんさざんかの生垣で囲まれている。粋な演出。

そんな旭が丘中央公園では童謡のたき火にちなんで、毎年12月に「たきび祭」が開催されるとのこと。今年は今週末、9日(土)。本物のたきびを焚いて、『たきび』を歌う、とてもほのぼのしたイベント。屋台もたくさん出るらしい。思わず行ってみたくなった。

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