東京団地ノスタルジア#3 落合団地商店街

計画都市である多摩市は都内でも屈指の「団地の街」だ。
多摩センター駅から歩いて20分ほどの場所にある落合団地商店街もそのうちのひとつ。
初めて訪れたのは去年の秋頃だったかと思う。
近隣に学校があるからか、夕方近くになると子供の姿が多く見られる。
二つの団地商店街を結ぶ歩道橋がシンボリックで、その橋を実に様々な人が行き交う。
親子や、中学生の集団や、高齢の夫婦や、何の集まりか不明のグループまで。
オレンジのラインと銀色のナンバリングが入った店舗の外壁が立ち並ぶ様子は最小単位としての街を思わせる。店舗は空きが少なく元気に機能しており、懐かしい石焼イモやコロッケなど買い食いしてはベンチで頬張る人の姿もちらほら。何となく大学構内の広場でさぼりだべっている平日の昼下がりのような、そんな間延びした平穏さが漂っている。

商店街を撮影をしている際、下校中の小学生10人くらいに囲まれ、質問攻め・カメラを弄ばれまくるという体験もさせてもらった。通報されなくてよかった。

写真・文/松岡真吾

Share
Share
Share